怪異を媒介するもの

東アジア恠異学会【編】

「怪異」は中国の災異思想をはじめ、日本の神仏による霊験や物の怪、西洋の驚異、また民間説話や芸能、文学作品に見える妖怪など、様々なものを指すが、いずれも不思議な現象を読み解き、説明する情報の発信者と受容者のコミュニケーションによって成立する。そこには、神霊と人、人と人を「媒介」する"知"と"技"が重要な役割を果たしてきた。卜占や託宣を操る宗教者、怪異を知識で解釈する儒者や国学者、怪異をエンターテイメントに昇華させる作家や芸能者等「媒介者」は多様である。その諸相を検討し、「怪異」をめぐる社会や人々の心性のダイナミズムを明らかにする。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 1 記す・伝える(霊験寺院の造仏伝承-怪異・霊験譚の伝播・伝承
  • 『風土記』と『儀式帳』-恠異と神話の媒介者たち
  • 奈良時代・仏典注釈と霊異-善珠『本願薬師経鈔』と「起屍鬼」
  • 「妖怪名彙」ができるまで)
  • 2 語る・あらわす(メディアとしての能と怪異
  • 江戸の知識人と"怪異"への態度-"幽冥の談"を軸に
  • クダンと見世物
  • 「静坐」する柳田国男)
  • 3 読み解く・鎮める(遣唐使の慰霊
  • 安倍吉平が送った「七十二星鎮」
  • 天変を読み解く-天保十四年白気出現一件
  • 吉備の陰陽師 上原大夫)
  • 4 辿る・比べる(王充『論衡』の世界観を読む-災異と怪異、鬼神をめぐって
  • 中国の仏教者と予言・讖詩-仏教流入期から南北朝時代まで
  • 中国中世における陰陽家の第一人者-蕭吉の学と術
  • 台湾道教の異常死者救済儀礼
  • アラブ地域における夢の伝承)

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 怪異を媒介するもの
著作者等 東アジア恠異学会
書名ヨミ カイイヲバイカイスルモノ
シリーズ名 アジア遊学
出版元 勉誠出版
刊行年月 2015.8.25
ページ数 292p
大きさ 21cm(A5)
ISBN 978-4-585-22653-6
NCID BB19370844
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言語 日本語
出版国 日本
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