死者とともに生きる

林道郎 著

ポストモダンの先駆的思想家ジャン・ボードリヤールは、日本では一九八〇年代に隆盛した消費社会論の中で若い論者に積極的に取り上げられブームとなった。一九九〇年代以降取り上げられることは少なくなったが二〇〇一年の同時多発テロ以降、グローバル化とテロリズムの関係に関しては二〇〇七年の晩年まで先鋭的な発言を続けた。本書は、そのボードリヤールが『象徴交換と死』で取り上げつつ、いつのまにか消えてしまった「死」の問題を引き継ぐという意識で書かれた、いわば「未完のボードリヤール」を完結させる思索の旅とでも言うべきものだ。美術史家でもある著者の視点は「3・11以降」の閉塞感に覆われた日本、間断なきテロリズムが止まない世界、そんな不安定な時代の中で私たちがどのようにすれば生の実感を回復できるのかというところからスタートするが、それは必然的に死者の問題へとフォーカスしていく。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 序章 今、なぜボードリヤール?
  • 第1章 『象徴交換と死』を読む
  • 第2章 アナグラムとしての日本、そしてアメリカ
  • 第3章 なぜ「悪の知性」は誕生したのか
  • 第4章 未完のボードリヤール-「死」の回帰性、断片性について
  • 終章 エピローグとしての対話-歴史的想像力の「詩的展開」

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 死者とともに生きる
著作者等 林 道郎
書名ヨミ シシャ ト トモ ニ イキル : ボードリヤール ショウチョウ コウカン ト シ オ ヨミナオス
書名別名 ボードリヤール『象徴交換と死』を読み直す

Shisha to tomo ni ikiru
シリーズ名 象徴交換と死
いま読む!名著
出版元 現代書館
刊行年月 2015.8
ページ数 230p
大きさ 20cm
ISBN 978-4-7684-1006-6
NCID BB19368230
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全国書誌番号
22633410
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言語 日本語
出版国 日本
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