清水和裕 著
前近代のイスラーム世界は、奴隷と自由人がともに生きる社会だった。そこでは、つらい肉体労働や性的搾取に苦しむ奴隷もいれば、宮廷で権力を握り、豪華な衣服を身にまとって人々に君臨する奴隷や元奴隷も数多くみられた。町には、商売に携わり、工芸に優れ、学問で名をあげる奴隷たちがあらゆる場所にいた。このように多様な奴隷の姿は、どうして生じたのか。主人と奴隷と家族のあり方を通して、イスラーム社会の過去の歴史を見直してみたい。
「BOOKデータベース」より
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