巨匠狩野探幽の誕生

門脇むつみ 著

17世紀の画壇を率いた巨匠、狩野探幽。名門画家の家に生まれ、天才少年ともてはやされ、徳川家康以下四将軍の御用をつとめ、後水尾天皇はじめ宮廷人に愛され、亡くなるまで精力的な活動を続けた。淡い墨や色がモチーフの微妙なニュアンスを描き出し、白い余白がモチーフを包む大気となって絵の外へと続く。探幽は時代が求める「新しい絵」を提供した。その画業は同時代の政治や文化と密着して展開していた。他の画家の作品と何が違うのか。将軍、天皇以下、大物政治家などパトロンや文化人とどのように交流したのか。いかにして工房をまとめ、組織の長として大規模な画事に取り組んだのか。探幽が巨匠となり得た秘密を、言葉を尽くし、図版を駆使して解き明かす。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 第1章 生涯-五つのターニングポイント(誕生から十六才で徳川幕府御用絵師となるまで
  • 十六才から三十四才で探幽斎号を名のり始める前まで
  • 三十四才から四十九才の尚信死没まで
  • 四十九才から六十一才で法印となるまで
  • 六十一才から七十三才の死没まで)
  • 第2章 画技-比べて分かる探幽画の魅力 探幽はどのように天才なのか(探幽様式の形成
  • 狩野山雪-探幽と境遇の異なる京狩野の当主
  • 狩野尚信、安信-探幽とは異なる個性、様式を備えた二人の兄弟
  • 安信様式
  • 次世代の画家たち-息子探信、探雪、甥時信・常信、養子益信、弟子久隅守景)
  • 第3章 社交-画業の充実と社会的栄達をはかる 画家にとっての社交(大名稲葉家=パトロン
  • 大徳寺僧江月宗玩=教導者
  • 御用儒学者林家=技官仲間)
  • 第4章 組織の長-制作体制と一門の実態 巨匠と工房(多作の実態
  • 探幽一門
  • 工房制作
  • 二つの屋敷)

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 巨匠狩野探幽の誕生
著作者等 門脇 むつみ
書名ヨミ キョショウ カノウ タンユウ ノ タンジョウ : エド ショキ ショウグン モ テンノウ モ アイシタ ガカ ノ サイノウ ト キョウグウ
書名別名 江戸初期、将軍も天皇も愛した画家の才能と境遇
シリーズ名 朝日選書 925
出版元 朝日新聞
刊行年月 2014.10
ページ数 30,273,7p
大きさ 19cm
ISBN 978-4-02-263025-4
NCID BB16842969
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全国書誌番号
22485660
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言語 日本語
出版国 日本
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