イザベラ・バードの旅

宮本常一 [著]

本書は、宮本常一が所長をつとめた日本観光文化研究所で行った、イザベラ・バード著『日本奥地紀行』講読の講義録をもとに編まれた。明治期のイギリス人女性旅行家の目で見たなにげない記述の中から当時の人々の暮らしや慣習のありようを読み取り、関連する、自身のフィールドワークから得た膨大な知見を、圧倒的説得力を持って紡ぎ出してゆく。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 穀物や果物が豊富で、地上の楽園のごとく、人びとは自由な生活を楽しみ、東洋の平和郷というべきだ(「置賜県雑録」より)
  • 蚤の大群が襲来したために、私は携帯用の寝台に退却しなければならなかった
  • 子どもたちは、きびしい労働の運命をうけついで世に生まれ、親たちと同じように、虫に喰われ、税金のために貧窮の生活を送るであろう
  • 仕事もなく、本もなく、遊びもない。わびしく寒いところで、長い晩を震えながら過す。夜中になると、動物のように身体を寄せて暖をとる
  • あらゆる種類のお面や人形、いろいろな姿に固めた砂糖、玩具、菓子類…。日本では、どんな親でも、祭りに行けば子どもに捧げるための供物を買うであろう
  • 私はシーボルト氏に、これからもてなしを受けるアイヌ人に対して親切に優しくすることがいかに大切かを伊藤に日本語で話してほしい、と頼んだ
  • いつか遠い昔において彼らは偉大な国民であったという考えにしがみついている。彼らには、互いに殺し合う激しい争乱の伝統がない

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 イザベラ・バードの旅
著作者等 宮本 常一
書名ヨミ イザベラ バード ノ タビ : ニホン オクチ キコウ オ ヨム
書名別名 『日本奥地紀行』を読む
シリーズ名 日本奥地紀行 2226
講談社学術文庫 2226
出版元 講談社
刊行年月 2014.4
ページ数 260p
大きさ 15cm
ISBN 978-4-06-292226-5
NCID BB15305920
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全国書誌番号
22398819
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言語 日本語
出版国 日本
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