フーコーの美学

武田宙也 著

フーコーの生政治論にはそれと表裏一体をなす「生存の美学」という理念が存在する。自己への働きかけによる自己自身の変形、そして自らの生をひとつの芸術作品にするということ。いまだ論じられることの少ないこのテーマは、美学的な主題を多く扱ったフーコーの前期と、主体や権力を扱った後期を内在的に結ぶ糸となる。蝶番となるキーワードは「外」。本書では、フーコーの主要な著作・講義録はもちろん、ドゥルーズが主体化の新たな様態を指し示す「アクチュアルなもの」の問題系を見出したインタビューや対談なども含めて、細やかに探究する。イタリア現代思想の成果をも取り込みつつ、主体、権力と抵抗、統治、真理などフーコーの主要概念の再検討をくぐり抜け、その思想の全体をひとつの「美学」として丹念に、そして鮮やかに描き出す新鋭の成果。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 第1部 外の芸術論(表象とその残余-前期の芸術論から
  • 「外」に触れること-ルーセルと「狂気」の言語)
  • 第2部 主体化の構造(主体と権力-「統治」というテクネー
  • 主体と真理-「生存の技法」による関係性の再配置)
  • 第3部 外の美学(生と美学-パレーシアをめぐって
  • 生を書き留めること/生を書き換えること-エクリチュールと真理
  • 力としての身体-後期の芸術論から)

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 フーコーの美学
著作者等 武田 宙也
書名ヨミ フーコー ノ ビガク : セイ ト ゲイジュツ ノ アイダ デ
書名別名 生と芸術のあいだで
出版元 人文書院
刊行年月 2014.3
ページ数 314p
大きさ 20cm
ISBN 978-4-409-03082-0
NCID BB15276287
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全国書誌番号
22426332
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言語 日本語
出版国 日本
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