めぐりあうものたちの群像 : 戦後日本の米軍基地と音楽1945-1958

青木深 著

第35回サントリー学芸賞<社会・風俗部門>受賞!日本経済新聞(2013.5.12)ほか、各紙誌で絶賛!1945年8月28日、米陸軍第11空挺師団の先遣隊が神奈川県厚木飛行場に到着し、日本「本土」占領は始まった。以来、全国各地に米軍関係施設が置かれ、地上戦闘部隊が「本土」から撤退する1958年まで、数百万規模の将兵たちが来日することになる。著者はこれまで見過ごされてきた米軍将兵の滞日経験、とりわけ音楽におけるそれに注目し、精力的なインタビュー調査(日本の音楽・芸能関係者と米軍退役者、計150名以上)および文献調査(同時代の新聞、雑誌、写真、地図、回想録などの関係諸資料)をおこなった。当時の貴重な写真ほか100点を超える図版も収録。鶴見良行『ナマコの眼』、山口昌男「『敗者』三部作」の手法を継承し発展させた独自の「連鎖的記述」から浮かび上がる、無数の生きられた時間/瞬間。12年の歳月をかけて結実した画期的な戦後史/ポピュラー音楽研究にして、瞠目すべき記録文学の誕生。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • A篇(「リビエラ」、海上ビル
  • 「ティーラザーキ」、富士屋ホテル
  • 有楽ホテル、マックネア劇場
  • アコーディオン、「いく代」、落下傘降下訓練
  • 真駒内でハワイアン、仙台でビール、福岡へ搬送 ほか)
  • B篇(「リビエラ」、東京放送会館
  • ジョニー・ベイカー、「東山ダンスホール」
  • マリアノ・マウラウィン、ステイトサイド劇場
  • ニック・ニシモトと共に
  • 「美松」、「グランド京都」、「カラサワ」 ほか)
  • 補録

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 めぐりあうものたちの群像 : 戦後日本の米軍基地と音楽1945-1958
著作者等 青木 深
書名ヨミ メグリアウ モノタチ ノ グンゾウ : センゴ ニホン ノ ベイグン キチ ト オンガク センキュウヒャクヨンジュウゴ センキュウヒャクゴジュウハチ
出版元 大月書店
刊行年月 2013.3
ページ数 606p
大きさ 20cm
ISBN 978-4-272-52086-2
NCID BB12122017
※クリックでCiNii Booksを表示
全国書誌番号
22216421
※クリックで国立国会図書館サーチを表示
言語 日本語
出版国 日本
この本を: 
このエントリーをはてなブックマークに追加

このページを印刷

外部サイトで検索

この本と繋がる本を検索

ウィキペディアから連想