私の「本の世界」

中井久夫 著

高校時代以来六十余年、精神科医となってからも、著者の傍らにはいつもヴァレリーの書があった。コレクション最終巻では、数々の書評や、読書をめぐる達意のエッセイに加え、精神科医としての深い読みから生まれた独自のヴァレリー論を収録する。著者にとってヴァレリーはいつも危機の中にあった。最初の危機は若き日、にわかに拡大した知的視界を前にして陥った「自己同一性拡散」である。自己の底に無限の力を感じるが、現実の前では無に等しいという感覚。そして嵐の夜に経験した超覚醒状態…。「ジェノアの危機」と言われるこの深刻な事態を、著者は自己支配のパラドックスという視点で読み解いていく。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 1 ヴァレリーについて(ポール・ヴァレリーと青年期危機
  • 船と海とヴァレリー ほか)
  • 2 書評(書評の書評
  • ソーレル『人間の手の物語』 ほか)
  • 3 本と仕事の周辺(バリント『治療論からみた退行-基底欠損の精神分析』あとがき
  • レンベルガー『無意識の発見-力動精神医学発達史』あとがき ほか)
  • 5 読書アンケートに応えて(「翻訳の世界」翻訳書選者としてのコメント
  • 「みすず」読書アンケート)

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 私の「本の世界」
著作者等 中井 久夫
書名ヨミ ワタシ ノ ホン ノ セカイ : ナカイ ヒサオ コレクション
書名別名 中井久夫コレクション

Watashi no hon no sekai
シリーズ名 ちくま学芸文庫 ナ16-7
出版元 筑摩書房
刊行年月 2013.3
ページ数 358p
大きさ 15cm
ISBN 978-4-480-09520-6
NCID BB12069162
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全国書誌番号
22230162
※クリックで国立国会図書館サーチを表示
言語 日本語
出版国 日本
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