文学研究のマニフェスト

三浦玲一 編著 ; 遠藤不比人, 大田信良, 越智博美, 河野真太郎, 中井亜佐子, 中山徹 著

グローバル化と格差社会の進行、地球規模のポピュラーカルチャーの発達により「文学」の定義は変容しつつある。新自由主義化のなかで21世紀の「批評」に何ができるのか。批評の現在が提示する、新しい「政治」。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 1 文学にとって美とは何か-モダニズムの崇高な対象(『ユリシーズ』における昇華、「モダニズムと帝国主義」の可能性)
  • 2 文化研究以降のマルクス主義批評-文化とその不満(教養小説の終わりと「怒れる若者たち」)
  • 3 イデオロギーとしての(ネオ)リベラリズム-「文学」の成立と社会的な想像力の排除(『キャッチャー・イン・ザ・ライ』の現在とコーマック・マッカーシーの『ザ・ロード』)
  • 4 なぜ作品を精読するのか-新批評、冷戦リベラリズム、南部文学と精読の誕生(トランスパシフィックな国語教育と川端康成)
  • 5 隠された「世界」を読む地政学的読解-帝国、インターナショナリズム、グローバリズム(米国フォーディズムのディストピア、あるいは、『すばらしい新世界』のエコノミー)
  • 6 精神分析は普遍的なのか-「文学」「理論」「歴史」を内破させる「死の欲動」(キャサリン・マンスフィールド「至福」のフロイト的言語をめぐって)
  • 7 ポストコロニアリズムは終わったのか-対位法の時空間(歴史を読む/サイードを読む)

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 文学研究のマニフェスト
著作者等 三浦 玲一
中井 亜佐子
中山 徹
大田 信良
河野 真太郎
越智 博美
遠藤 不比人
書名ヨミ ブンガク ケンキュウ ノ マニフェスト : ポスト リロン レキシ シュギ ノ エイベイ ブンガク ヒヒョウ ニュウモン
書名別名 ポスト理論・歴史主義の英米文学批評入門
出版元 研究社
刊行年月 2012.12
ページ数 205p
大きさ 19cm
ISBN 978-4-327-47229-0
NCID BB11237942
※クリックでCiNii Booksを表示
全国書誌番号
22187406
※クリックで国立国会図書館サーチを表示
言語 日本語
出版国 日本

掲載作品

この本を: 
このエントリーをはてなブックマークに追加

このページを印刷

外部サイトで検索

この本と繋がる本を検索

ウィキペディアから連想