木村陽二郎 著
日本の四季を美しく彩る樹木や草花。博覧強記の植物学者がそれらをとりあげ、自由に書き綴ったのが本書である。万葉集に収められた椿市の歌垣や、日本の国名をアシになぞらえた古事記の故事、向島の桜餅がとりわけ香り高かった秘密、「夏の七草」と終戦まぢかの空腹の想い出など、多彩なエピソードを織り交ぜつつ、植物学の知見が易しく説かれる。名植物画家による美麗な植物画を多数収録。春・夏・秋・冬ごとに分けられた章立てに誘われ、どこかに散歩に行くように楽しく読めるエッセイ集。
「BOOKデータベース」より
[目次]
情報を取得できませんでした。
件が連想されています
ページトップへ