昭和二十年  第1部13

鳥居民 著

七月一日、高松宮は高輪邸のさつま芋畑で草取りに余念がない。柳田国男、詩人の岡本潤、多くの人が菜園でさつま芋をつくっている。南太平洋の島々に取り残された兵士たちの栄養源もさつま芋だ。沖縄の戦闘は終わった。六月末から七月初めにかけて熊本、呉、下関など地方都市への空襲が始まった。和平への工作は対ソ交渉頼みだが、遅々として進まない。トルーマンはなぜかソ連の対日参戦の正確な日にちを知りたがっている。木戸幸一は早くも戦後の保身のためか「一大貧乏籤」という言葉で自己合理化をはかろうとしている。フィリピン大使村田省蔵、ビルマ大使石射猪太郎の厳しい撤退戦までを描く。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 7月1日 さつま芋の恩恵(七月一日、さつま芋畑で高松宮はなにを考えるのか
  • 昨十九年七月七日に高松宮は木戸を面詰した
  • 風見章「敗戦必至とは、今はすでに一人でも疑うものはない」 ほか)
  • 7月1日 天皇、東郷茂徳、米ソの動き(紅葉山を登りながら天皇はなにを考えるのか
  • 昨年六月、高木惣吉は「C.P.を戴く時」と書いた
  • 四月、天皇は「責任をとって辞めない」と言った ほか)
  • 7月2日 木戸「一大貧乏籤」の虚構(未明の空襲、罹災者二十四万人、焼死者三千二百人
  • 「其の信念的意見が那辺にありや」と問う富田健治
  • 木戸幸一と田中新一、この二人がいて ほか)

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 昭和二十年
著作者等 鳥居 民
書名ヨミ ショウワ ニジュウネン
書名別名 さつま芋の恩恵 : 7月1日~7月2日
巻冊次 第1部13
出版元 草思社
刊行年月 2012.6
ページ数 317p
大きさ 20cm
ISBN 978-4-7942-1898-8
NCID BB09209274
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全国書誌番号
22111099
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言語 日本語
出版国 日本
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