プルースト『失われた時をもとめて』、ドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟』、トルストイ『戦争と平和』、フローベール『ボヴァリー夫人』、マルタン・デュ・ガール『チボー家の人々』…。一度は読みたいと思いながらも、その分量の膨大さにくじけてしまう西洋文学の高い山。でもこの本があれば大丈夫。作品のあらすじから、時代背景、作者の人物像までが、わずか数分でつかめてしまう。一世を風靡した批評家・翻訳家たちによって執筆された文章はどれも味わい深く、示唆に富み、読書の悦びも与えてくれる。読んで楽しい文学事典の決定版。
「BOOKデータベース」より