幻視とレアリスム : クールベからピサロへ : フランス近代絵画の再考

石谷治寛 著

19世紀において「調和と自由」とは、環境と個人との関連を表す重要な概念であった。クールベ、ピサロによる自然をめぐる認識は、夢や幻視の領域を通して、同時代の現実を鋭く見据えていた。近代的主体の二重化や自我を表した肖像画、都市化にともない変わり行く農村や働く農民の表象、そして、自然と都市の環境が芸術的に表現された風景画。近代を代表する芸術作品を読み解きながら、同時代の哲学やアナーキズム思想、生理学・心理学、地理学や社会学の位相を明らかにする。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 第1部 表象と主体の二重化(肖像の真理-ギュスターヴ・クールベの肖像画と初期写真に関する試論
  • 戦争と革命の寓意-眠る裸婦とりんごの静物画)
  • 第2部 労働と心身(エッフェル塔の時代の「プリミティヴィズム」と「モダニズム」-カミーユ・ピサロの「りんご採り」をめぐって
  • 憂鬱・夢想・思考の通路-休息する農婦たち
  • 「労働は心と身体の健康を驚くほど調節する」-工芸と装飾をめぐる身体のリズム)
  • 第3部 自然環境と都市(風景の連作-自然主義とアナーキズムの自然感情
  • 光の世紀、始まりの終わり-近代都市と群衆・シネマトグラフ・記念碑)

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 幻視とレアリスム : クールベからピサロへ : フランス近代絵画の再考
著作者等 石谷 治寛
書名ヨミ ゲンシ ト レアリスム : クールベ カラ ピサロ エ : フランス キンダイ カイガ ノ サイコウ
書名別名 Genshi to rearisumu
出版元 人文書院
刊行年月 2011.7
ページ数 306p
大きさ 22cm
ISBN 978-4-409-10029-5
NCID BB06496078
※クリックでCiNii Booksを表示
全国書誌番号
21992262
※クリックで国立国会図書館サーチを表示
言語 日本語
出版国 日本
この本を: 
このエントリーをはてなブックマークに追加

このページを印刷

外部サイトで検索

この本と繋がる本を検索

ウィキペディアから連想