書きなおすナボコフ、読みなおすナボコフ

若島正, 沼野充義 編

ウラジーミル・ナボコフは、ロシア語から英語へ、さらには英語からロシア語へと自作の翻訳を行った。また、全著作にわたって、ナボコフ的な主題の変奏を繰り返した。こうした終わりのない「書きなおし」あるいは「改訂」(revising)の作家であったナボコフを、従来の読み方を「改訂」すべく「読みなおし」てみようとするのが本書である。海外の一流研究者を集めて京都で開催された、国際ナボコフ学会での研究発表論文を中心に構成。『賜物』をめぐる沼野充義+若島正の対談を付す。附録、索引も充実。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 第1章 魅惑された狩人たち(『ロリータ』再訪-新たな注釈者として
  • 「カスビームの床屋」再訪-いつも失敗する読者 ほか)
  • 第2章 巨大な眼球(ナボコフの語りについて-「クリスマス」の誤訳から
  • 『オネーギン』注釈から『青白い炎』までの道程-ナボコフとロトマンの注釈を比較しながら ほか)
  • 第3章 未踏の地(「マドモワゼル・O」をめぐって-アダム・サールウェル『ミス・ハーバート』
  • 「ほとんど完成しているが、ほんの一部だけ手直しされている」-ナボコフ作品における終わりなき改訂 ほか)
  • 第4章 ロシアへの鍵(ナボコフとロシア文学史
  • 亡霊ロシア詩人-一九三〇年代末から一九五〇年代初頭におけるウラジーミル・ナボコフの詩学と地位 ほか)
  • 対談 沼野充義・若島正(ロシア語作家としてのナボコフ-『賜物』のベルリンから『ロリータ』のアメリカへ)

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 書きなおすナボコフ、読みなおすナボコフ
著作者等 沼野 充義
若島 正
書名ヨミ カキナオス ナボコフ ヨミナオス ナボコフ
書名別名 Revising Nabokov Revising
出版元 研究社
刊行年月 2011.6
ページ数 364p
大きさ 20cm
ISBN 978-4-327-47224-5
NCID BB05744185
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全国書誌番号
21942266
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言語 日本語
出版国 日本

掲載作品

著作名 著作者名
V・ナボコフのオルフェウス物語 杉本一直
「カスビームの床屋」再訪 秋草俊一郎
『オネーギン』注釈から『青白い炎』までの道程 柿沼伸明
『ベンドシニスター』の狂ったダッシュ、あるいは人間の姿をとった神の演じ方 リーランド・ド・ラ・デュランタイ, 森慎一郎
『ロリータ』と英国大衆小説 若島 正
ほとんど完成しているが、ほんの一部だけ手直しされている スーザン・エリザベス・スウィーニー, 後藤篤
セバスチャン・ナイトのその後 マイケル・ウッド, 丸山美知代
ナボコフと大脱出 諫早勇一
ハンバートの目にも涙 メドロック皆尾麻弥
パラドックスと無限 小西昌隆
ロシアへの鍵 ナボコフとロシア文学史 川端香男里
亡霊ロシア詩人 マリヤ・マリコヴァ, 寒河江光徳
対談 ロシア語作家としてのナボコフ 沼野 充義, 若島 正
巨大な眼球 ナボコフの語りについて 加藤光也
心理学者としてのナボコフ ブライアン・ボイド, 板倉厳一郎
心霊的サブテクストを透視する 中田晶子
未踏の地 「マドモワゼル・O」をめぐって 富士川義之
貼り込まれたテクスチャ 佐藤亜紀
過剰な文体的豊穣さ 沼野 充義
魅惑された狩人たち 『ロリータ』再訪 モーリス・クチュリエ, 樋口友乃
魔法の絨毯を折り重ねる エレン・パイファー, 的場いづみ
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