風評被害 : そのメカニズムを考える

関谷直也 著

ウルリヒ・ベックというドイツの社会学者は『危険社会』という本で、富の分配が重要な課題であった産業社会の段階を超えて、科学技術によって作られる「危険」の分配が重要な課題となったと論じた。生命の危険を誰が負担するかという話である。それは必ずしも、物理的な危険性の話ではなく、経済的な危険も含んでいる。日本はそのリスクの負担を究極までに避けてきた。絶対の「安全」を追求していけば、少しでも危険といわれたものは避けようとする。根拠がなく、ある食品や商品、地域や日本ブランドそのものが「安全でない」と見なされて、経済的被害を引き起こす。それが「風評被害」である。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 第1章 風評被害とは何か
  • 第2章 「放射能パニック」と風評被害
  • 第3章 原子力事故と風評被害
  • 第4章 メディア報道と風評被害
  • 第5章 安全と風評被害
  • 第6章 流通と風評被害
  • 第7章 観光産業と風評被害
  • 第8章 企業・金融・保険と風評被害
  • 第9章 東日本大震災における「風評被害」と「うわさ」
  • 第10章 東日本大震災後の日本が抱えるジレンマ
  • 終章 風評被害にどう立ち向かうか

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 風評被害 : そのメカニズムを考える
著作者等 関谷 直也
書名ヨミ フウヒョウ ヒガイ : ソノ メカニズム オ カンガエル
シリーズ名 光文社新書 521
出版元 光文社
刊行年月 2011.5
ページ数 210p
大きさ 18cm
ISBN 978-4-334-03624-9
NCID BB05697824
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全国書誌番号
21940521
※クリックで国立国会図書館サーチを表示
言語 日本語
出版国 日本
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