菅聡子 著
近代日本の女性は、国家といかに共謀し、そして、背反したのか。明治期の女子教育をめぐる小説や言説、一葉の和歌と小説、吉屋信子の"女の友情"もの、そして、『国体の本義』を精読し、文学的感傷の力が、国家的暴力の隠蔽と女性の国民化にいかに作用したかを明らかにするとともに、それらの女性表現に隠された、国家との争闘の痕跡をたんねんに読み解く。近代日本の女性文学を新しい角度から照射する、気鋭の研究者による意欲作。
「BOOKデータベース」より
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