鈴木暎一 著
「水戸黄門」こと徳川光圀は、端的にいえば戦国武将にも比すべき厳しい性格の人だったと思う。漢詩を作り和歌を詠み、思想家としても当代第一級の学識を備える一方、終生武人の矜恃と覚悟を忘れることはなかった。『大日本史』編纂をはじめとする諸種の文化事業も、実は、戦場で武勲を輝かす機会のなくなった太平の時代にあって、自己の名を後世に残したいと願う強い意志からでた行為だったのである。
「BOOKデータベース」より
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