墓標なき草原  下

楊海英 著

対日協力者が粛清されるや、革命聖地の延安出身のモンゴル人共産主義者までもが、「民族分裂主義者」として弾圧の標的となり、災厄はさらにその家族や係累へと及んだ。内モンゴルに大量の漢族移民が送り込まれ、粛清はより組織的かつ残忍なものとなり、草原は荒れた沙漠と化していく。やがて内モンゴルの文革は、一人のモンゴル人が「内通者」の罪人に仕立てられ結末を迎える。巨悪は闇に葬られ、恐怖の現実は忘却され、語ることすら許されない歴史。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 第3部 根元から紅い延安派(モンゴル人を殺して、モンゴル族の人心を得る-延安派に嫁いだオルドス・モンゴル人女性奇琳花
  • 「モンゴル人虐殺は正しかった」-所詮は「地方民族主義者」にすぎぬ「延安派」オーノス
  • 「モンゴル人がいくら死んでも、埋める場所はある」-大沙漠に散った延安派幹部アムルリングイ)
  • 第4部 トゥク悲史-小さな人民公社での大量虐殺(「文明人」が作った巨大な処刑場-トゥク人民公社の元書記ハスビリクトの経験
  • 「中国ではモンゴル人の命ほど軽いものはない」-家族全員を失ったチムスレン
  • 「モンゴル人が死ねば、食糧の節約になる」-革命委員会主任エルデニの回想)
  • スケープゴートもモンゴル人でなければならない-息子が語る「抗日作家」の父ウラーンバガナ
  • 視座 ジェノサイドとしての中国文化大革命
  • おわりに-オリンピック・イヤーの「中国文化大革命」

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 墓標なき草原
著作者等 楊 海英
書名ヨミ ボヒョウ ナキ ソウゲン : ウチモンゴル ニ オケル ブンカ ダイカクメイ ギャクサツ ノ キロク
書名別名 内モンゴルにおける文化大革命・虐殺の記録
巻冊次
出版元 岩波書店
刊行年月 2009.12
ページ数 261, 28p
大きさ 20cm
ISBN 978-4-00-024772-6
NCID BB00599941
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全国書誌番号
21704314
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言語 日本語
出版国 日本
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