孫子 : 解答のない兵法

平田昌司 著

はなばなしい戦史もなく、必勝の極意もない。二四〇〇年前に生まれたそんな小さな書物が、今なお「最高の兵法書」でありつづけるのはなぜか。注釈を施した三国志の英雄曹操、旗印とした武田信玄から、一八世紀のイエズス会士、アメリカ海兵隊指揮官、労働組合活動家にいたるまで、おびただしい数の読者はそこに何を読み取ったのか。前近代中国・日本における受容はもとより、近現代における世界的規模での「聖典化」にも着目、広い視野のもとに『孫子』の読書史を追跡する。さらに、平安時代写本『群書治要』に収録された『孫子兵法』、勝敗を決定づける原理を解明する「形篇」「勢篇」、現存最古の翻訳である西夏語訳などをとりあげ、その珠玉のことばを味読する。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 第1部 書物の旅路-不敗への欲望(戦いの言語化-『孫子』の原型
  • 成立と伝承
  • 日本の『孫子』-江戸時代末期まで
  • 帝国と冷戦のもとで)
  • 第2部 作品世界を読む-辞は珠玉の如し(帝王のために-『群書治要』巻三三より
  • 形と勢-永禄三年の読み
  • 不確定であれ-銀雀山漢墓出土竹簡「奇正」
  • 集団と自然条件-西夏語訳『孫子』より)

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 孫子 : 解答のない兵法
著作者等 平田 昌司
書名ヨミ ソンシ : カイトウ ノ ナイ ヘイホウ
シリーズ名 孫子 (経典)
書物誕生 あたらしい古典入門
出版元 岩波書店
刊行年月 2009.4
ページ数 246p
大きさ 20cm
ISBN 978-4-00-028290-1
NCID BA89780118
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全国書誌番号
21593947
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言語 日本語
出版国 日本
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