ムージル伝記  3

カール・コリーノ [著] ; 早坂七緒, 北島玲子, 赤司英一郎, 堀田真紀子, 高橋完治, 渡辺幸子, 満留伸一郎 訳

反戦・反ファシズムと文化の擁護を目指したパリ国際作家会議では孤立し、ナチスからは禁書とされ、亡命を余儀なくされるムージル。それに対して長編の完成を願ってベルリンやウィーンで「ムージル協会」が設立され、トーマス・マンやブロッホらの懸命の救援活動が続く。「作家以上のもの、あるいはまた同様に、作家とはまったく違う何か別のもの」とも称されたムージルの"真正さ"を保つ精神の最後の光がここにある。『特性のない男』の刊行からその死までを描く完結編。詳細な「年譜および居住・滞在の軌跡」を付す。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 「そこではドイツの緊迫した精神生活がじかに感じとれるので…」-ベルリンという知的な環境。一九三一年〜一九三三年
  • 「これ以上はもう無理だ」-一九三〇年代前半の困難な出版事情、経済的困窮、ベルリン・ムージル協会の設立
  • 「特性のない男」から「特性のない民族」へ-『特性のない男』第二巻の反響
  • 「歴史の混乱ではなく、歴史の一段階」か?-ムージルと一九三三年以後の政治
  • 転居して、長らく窮状に、出版業者のこと-ムージル基金の設立
  • 非政治的人間の政治的登場-「文化擁護のための国際作家会議」とその帰結
  • 「轟音が響き、あえぐ世界のただなかの、ほんのささやかな物語」-『生前の遺稿』
  • 生の危機と愚かさ、生命にかかわる愚かな言動-オーストリア等族国家の末期
  • 感情と情熱のいとなみ-『特性のない男』ゲラ刷りの章(一九三八年)
  • 「この空の下では息ができない」-オーストリア併合とムージルの亡命
  • 「この世で最良の地」-スイスでの亡命生活-チューリヒ ペンション・フォルトゥーナ
  • 「まるでぼくはもう存在していないかのようだ」-ジュネーブ時代
  • 「あまりに長く続く不遇の日々に、力つきて」-作品を蘇らせるためのマルタの報われぬ戦い

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 ムージル伝記
著作者等 Corino, Karl
北島 玲子
堀田 真紀子
早坂 七緒
水藤 龍彦
渡辺 幸子
満留 伸一郎
赤司 英一郎
高橋 完治
コリーノ カール
書名ヨミ ムージル デンキ
書名別名 ROBERT MUSIL

Mujiru denki
シリーズ名 叢書・ウニベルシタス 916
巻冊次 3
出版元 法政大学出版局
刊行年月 2015.12
ページ数 p1395~1968 105,91p 図版16p
大きさ 20cm
ISBN 978-4-588-00916-7
NCID BA89616522
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全国書誌番号
22743587
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言語 日本語
原文言語 ドイツ語
出版国 日本
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