小関隆 著
厄介なしがらみからは自由でありたい、しかし、人との結びつき=共同性なしで生きるのはやはり難しい。十九世紀末のイギリス、都市に暮らす労働者たちは、生きるために不可欠な共同性をなによりもアソシエイションに求めた。多種多様なアソシエイションで遊び、学び、助けあい、時には戦うことをつうじて、匿名的にして流動的な都市のなかで彼らの居場所が見出されていった。近代都市で開花し、近代都市を支えた「アソシエイション文化」の歴史的経験は、私たちにどんなヒントを与えてくれるのだろうか。
「BOOKデータベース」より
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