福永武彦論 : 「純粋記憶」の生成とボードレール

西岡亜紀 著

記憶の奥深く、ある核心的なイメージが眠っている。忘却の底に沈み、容易に捉えられないこうした内的風景を「純粋記憶」と呼び、具体的な色、匂い、音などが記憶や心を呼び覚ます情景を描き、自らにとって本質的な記憶の定着を試み続けた福永の営みを、感覚と精神との交響を説いたボードレールの「万物照応」の理論に照らし、初期から晩年の福永作品に即して具体的、精細に跡づけた本書は、ユニークな作家論であると共に、比較文学の優れた労作である。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 序章 問題の所在
  • 第1章 追憶の主題-幼年喪失から憧憬そして形象へ
  • 第2章 モティーフの誕生-『独身者』における「純粋な記憶」をめぐって
  • 第3章 小説「冥府」における「幼年」-「暗黒意識」から「純粋記憶」へ
  • 第4章 想像力あるいは記憶の創造-『忘却の河』における記憶観の転換
  • 第5章 失われた記憶の小説『幼年』-「純粋記憶」と「万物照応」
  • 第6章 深く生きられた「現在」-『死の島』における二四時間

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 福永武彦論 : 「純粋記憶」の生成とボードレール
著作者等 西岡 亜紀
書名ヨミ フクナガ タケヒコ ロン : ジュンスイ キオク ノ セイセイ ト ボードレール
出版元 東信堂
刊行年月 2008.10
ページ数 292p
大きさ 22cm
ISBN 978-4-88713-858-2
NCID BA87791000
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全国書誌番号
21517314
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言語 日本語
出版国 日本
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