悪夢の医療史 : 人体実験・軍事技術・先端生命科学

W.ラフルーア, G.ベーメ, 島薗進 編著 ; 中村圭志, 秋山淑子 訳

バイオテクノロジー開発に人を駆り立てるものは何か。再生医療・生殖技術・脳科学など、今日の先端医療や生命科学への熱狂は、20世紀の医学史・生命科学史の数々の悪夢を思い起こさせる。哲学、宗教学、社会学、科学史、生命科学などの先鋭的な研究者が、非倫理的医学研究とその正当化の歴史、今日的意義を討究したアクチュアルな研究書。グローバルなバイオテクノロジー開発競争の下、過去から学ぶべき医学研究の倫理とは。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 第1部 繰り返される暴走(非倫理的な医学研究の合理化-ヴィクトル・フォン・ヴァイッゼッカーの事例を真剣に受け止める
  • 医学、道徳、歴史-ドイツの『エティーク』誌と人体実験の限界
  • 人体実験とインフォームド・コンセント-現在までの道のり
  • 学者たちの沈黙
  • 悪の倫理学-ナチスの医学実験がもたらした課題と教訓
  • 七三一部隊と一九八九年に発見された多数の遺骨-医学者たちの組織犯罪
  • バイオハザード-七三一部隊と戦後日本の国民的「忘れやすさ」の政治学
  • 生物兵器-米国と朝鮮戦争
  • 実験的傷害-二〇世紀中葉の米国における銃弾傷弾道学と航空医学
  • 生命倫理へのつまづきの石-冷戦初期の人体実験政策)
  • 第2部 論争の現在(医原病の倫理学のために
  • 脳死・臓器移殖の現在-「生き残り」戦略か「無常」戦略か
  • 「人体革命」の時代を考える-「人間の尊厳」概念と「自己決定権」に対する批判的視座
  • 人の胚の研究に慎重でなければならない理由-人間の尊厳の異なる考え方
  • 日本における優生学、生殖技術とフェミニズムのディレンマ
  • ユートピアの罠を拒否する-研究開発、合理化、ハンス・ヨナス)

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 悪夢の医療史 : 人体実験・軍事技術・先端生命科学
著作者等 Böhme, Gernot
LaFleur, William R
LaFleur, William R.
中村 圭志
島薗 進
秋山 淑子
B¨ohme Gernot
ベーメ G.
ラフルーア W.
書名ヨミ アクム ノ イリョウシ : ジンタイ ジッケン グンジ ギジュツ センタン セイメイ カガク
書名別名 Dark medicine
出版元 勁草書房
刊行年月 2008.10
ページ数 331, 11p
大きさ 22cm
ISBN 978-4-326-10184-9
NCID BA87469631
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全国書誌番号
21499058
※クリックで国立国会図書館サーチを表示
言語 日本語
原文言語 英語
出版国 日本

掲載作品

著作名 著作者名
「人体革命」の時代を考える 小松美彦
バイオハザード フレデリック・ディキンソン
ユートピアの罠を拒否する ウィリアム・ラフルーア
七三一部隊と一九八九年に発見された多数の遺骨 常石敬一
人の胚の研究に慎重でなければならない理由 島薗 進
人体実験とインフォームド・コンセント ロルフ・ヴィナウ
医原病の倫理学のために レネ・フォックス
医学、道徳、歴史 アンドレアス・フロイアー
学者たちの沈黙 ベンノ・ミュラー=ヒル
実験的傷害 スーザン・リンディー
悪の倫理学 アーサー・カプラン
日本における優生学、生殖技術とフェミニズムのディレンマ 荻野美穂
生命倫理へのつまずきの石 ジョナサン・モレノ
生物兵器 キャメロン・ハースト
知恵の木とその二重の果実 ウィリアム・ラフルーア
繰り返される暴走 島薗 進
脳死・臓器移植の現在 山折哲雄
論争の現在 島薗 進
非倫理的な医学研究の合理化 ゲルノート・ベーメ
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