野内良三 著
カレーの辛さを表現するのに、「口中はヨウコウロのごとくなり…」などと言えば、大げさなようでも辛さの感覚は効果的に伝わる。このように誇張や喩えを駆使して読み手の想像力を刺激するのがレトリックの力である。そのダイナミズムを究明すべく、清少納言から村上春樹まで、古今の名文を卓抜なセンスで俎上にのせ、そこに見られるレトリックの使われ方を解明。作者の脈動がいかに読者に共振して伝わるか、その不思議に迫る。日本語表現の奥深い豊かさを「発見する」レトリック読本。
「BOOKデータベース」より
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