〈個〉からはじめる生命論

加藤秀一 著

選択的中絶や尊厳死など、生の輪郭が揺らぐ中、生命倫理という知/権力は「生命」の範囲を線引きしてきた。本書は抽象化された従来の生命論を超えて、「誰々が生きている」という人称性を伴った事実にこそ生の真髄があると説く。障害者が自己の出生を否定するロングフル・ライフ訴訟や、中絶・脳死問題を題材に、倫理的配慮の対象は誰かを見定め、個を起点に、他者との関係性の中で生きる人間像を描き直す。倫理学の新たな一歩を築く画期的論考。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 序章 「生命」を問い直す(「かけがえのない生」が揺らぐ時
  • 反・生命の倫理学に向けて)
  • 第1章 胎児や脳死者は人と呼べるのか-生命倫理のリミット(「生命」とは何か
  • 胎児とは"誰"のことか
  • 脳死者と胎児の差異)
  • 第2章 「生まれない方がよかった」という思想-ロングフル・ライフ訴訟をめぐって(ロングフル・ライフ訴訟とは何か
  • ロングフル・ライフ訴訟の実例
  • 「生きるに値しない人」は存在するか
  • 「生命」の至上価値を疑う)
  • 第3章 私という存在をめぐる不安(存在の「意味」をめぐる不安
  • 存在の「根拠」をめぐる不安
  • 存在の「事実」をめぐる不安
  • <非在者の驕り>を批判する)
  • 第4章 「生命」から「新しい人」の方へ(人間はいつから「生命」になったのか
  • 「誕生」の哲学・序説)

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 〈個〉からはじめる生命論
著作者等 加藤 秀一
書名ヨミ コ カラ ハジメル セイメイロン
書名別名 Ko kara hajimeru seimeiron
シリーズ名 NHKブックス 1094
出版元 日本放送出版協会
刊行年月 2007.9
ページ数 245p
大きさ 19cm
ISBN 978-4-14-091094-8
NCID BA83157987
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全国書誌番号
21302429
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言語 日本語
出版国 日本
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