機械=身体のポリティーク

中山昭彦, 吉田司雄 編著

インターネットに代表される「身体拡張原理としてのテクノロジー」の進展は、そこにいながらにしてすべてが可能であるかのように錯覚させ、私たちの身体感覚を希薄化させている。その一方、"失われた理想の身体像"へのあくなき欲望を昂進させつづけてもいる。この両義的状況にある現在をふまえて問うべきは、私たちは表象の領域で「多様な力学の結節点としての身体」をどのように夢見てきたのか、である。人造人間文学と優生学に密輸入される身体、映画=複製技術で差異化しつづける身体、"怒れる若者"映画/文学で翻弄される女性身体、『PLUTO』で破壊されるロボットの身体…。映画・文学・アニメ・マンガなどの領域で描かれる身体に焦点を当て、それに作動する多様なメカニズムを解読して、私たちがもつ生‐政治への欲望を明らかにする。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 第1章 モダニズム文学と「破砕される身体」-江戸川乱歩・葉山嘉樹・宮沢賢治
  • 第2章 マッド・サイエンティストの子供たち-昭和初期の人造人間文学と優生学
  • 第3章 瀧口修造の手-シュルレアリスムの「機械」のために
  • 第4章 "差異"の身体=機械学-藤枝静男『空気頭』論
  • 第5章 光の使者=成瀬巳喜男-『鶴八鶴次郎』論
  • 第6章 日本の"怒れる若者"と女性身体をめぐる闘争
  • 第7章 ロボット物語における記憶と死-『プルートゥ』試論
  • 第8章 ピグマリオン神話の現在形-押井守『イノセンス INNOCENCE』の向こうに

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 機械=身体のポリティーク
著作者等 Bayard-Sakai, Anne
Nakamura, Miri
中山 昭彦
佐藤 淳二
吉田 司雄
応 雄
押野 武志
水溜 真由美
馬場 伸彦
齊藤 哲也
書名ヨミ キカイ = シンタイ ノ ポリティーク
シリーズ名 青弓社ライブラリー 47
出版元 青弓社
刊行年月 2006.11
ページ数 262p
大きさ 19cm
ISBN 4787232673
NCID BA79410043
※クリックでCiNii Booksを表示
全国書誌番号
21150951
※クリックで国立国会図書館サーチを表示
言語 日本語
出版国 日本

掲載作品

この本を: 
このエントリーをはてなブックマークに追加

このページを印刷

外部サイトで検索

この本と繋がる本を検索

ウィキペディアから連想