十八世紀における他者のイメージ

中川久定, J.シュローバハ 編

18世紀という不均質で緩やかな時空間にあって、互いにきわめて遠い存在でしかなかったアジアとヨーロッパは、どのように自らの他者を見出したのか。東西の異文化の深層に横たわる共通性=「差異の普遍性」の微かな感触をてがかりに、まだ見ぬ他者を理解しようと果敢に試みた18世紀の人々。その熱い視線の交錯に初めて多面的に光をあてることを通して、18世紀の世界空間を新たな視覚から考察すると同時に、市場による一元化が進行する現代世界にも鋭い一石を投じた精緻な論考集。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 第1部 十八世紀世界のなかのヨーロッパ、中国および日本(十八世紀におけるヨーロッパと極東の間の文化の伝達者について-方法の問題
  • ヴォルテールから得られる教訓-十八世紀研究の真の普遍性に向けて
  • 東洋的残酷さについて
  • 日本の鎖国を前にしたケンペル、フランスの哲学者たち、およびカント-十八世紀ヨーロッパ思想における「摂理」と「商業の精神」 ほか)
  • 第2部 文明の拡散と受容 東方への眼差し、東方からの眼差し(『両インド史』の十八世紀ロシアにおける翻訳-『中国人についての政治的考察』を例として
  • 批評家と歴史家としての翻訳者-『両インド史』ドイツ語翻訳における中国と日本の表象について
  • 十八世紀のフランスとドイツの百科事典類における日本のイメージ
  • 複数の顔を持つ孔子-啓蒙の時代のヨーロッパにおいて ほか)

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 十八世紀における他者のイメージ
著作者等 Schlobach, Jochen
中川 久定
シュローバハ ヨヘン
書名ヨミ ジュウハッセイキ ニ オケル タシャ ノ イメージ : アジア ノ ガワ カラ ソシテ ヨーロッパ ノ ガワ カラ
書名別名 L'image de l'autre au 18e siècle

アジアの側から、そしてヨーロッパの側から
出版元 河合文化教育研究所 : 河合出版
刊行年月 2006.3
ページ数 370p
大きさ 22cm
ISBN 4879999741
NCID BA75812464
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全国書誌番号
21210567
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言語 日本語
出版国 日本

掲載作品

著作名 著作者名
『両インド史』の十八世紀ロシアにおける翻訳 セルゲイ・カルプ, 王寺賢太
アイルランドの劇作家アーサー・マーフィーと『中国の孤児』 サイモン・デイヴィス, 原田範行
イエナチツァ・ヴァカレスク ミハエラ・ムドゥレ, 定森亮
リンネの旅行者たち トマス・アンフェールト, 篠田真理子
ヴォルテールから得られる教訓 ヨヘン・シュローバハ, 増田真
中国文化西洋起源説と西洋文化中国起源説 堀池信夫
中江兆民の仏学塾における『エミール』教育の実践 井田進也
十八世紀におけるヨーロッパと極東の間の文化の伝達者について ジャック・プルースト, 増田真
十八世紀のフランスとドイツの百科事典類における日本のイメージ ヨヘン・シュローバハ, 小関武史
十八世紀世界のなかのヨーロッパ、中国および日本
十八世紀日本の身分的中間層 朝尾直弘
十八世紀東欧より見た東アジア トート・イシュトヴァーン・ジェルジ, 定森亮
土井有隣の屏風絵について 多賀茂, 中川 久定
山片蟠桃における「封建」、「大和」ならびに社会の創発 寺田元一
批評家と歴史家としての翻訳者 ハンス=ユルゲン・リューゼブリンク, 王寺賢太
文明の拡散と受容
日本の鎖国を前にしたケンペル、フランスの哲学者たち、およびカント 多賀茂, 中川 久定
東洋と西洋の間に位置するブルガリア人 ライア・ザイモーヴァ, 桑瀬章二郎, 田村健
東洋的残酷さについて ミシェル・ドロン, 辻部大介
江戸知識人の世界認識 井田清子
現象としての「啓蒙」 佐藤淳二, 張芝聯
複数の顔を持つ孔子 マリアン・スクシペク, 小関武史
西洋の鏡としての東洋 ウタ・ヤンセンス, 原田範行
造園術と十八世紀中国 桑瀬章二郎, 高強
鎖国体制と文学 日野龍夫
開かれた精神あるいは他者性の活かし方 佐藤淳二, 孟華
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