揺れ動くEUの現状を歴史的背景とともにわかりやすく解説。欧州憲法条約案を巡る各国の動きをフォローし、「深化・拡大」を目指すEUの将来を占います。2004年5月に実現した25カ国体制は、多くの中東欧諸国を迎え、長年の「戦後体制」を塗り替えました。その政治的、経済的意義等をていねいに解説します。2002年1月に現金流通を開始したユーロは、まさに米ドルと並ぶ基軸通貨となりました。ユーロの評価を検証、金融政策を担うECBの役割にも触れます。会社法や税制など、EUの制度についても詳述。実務家にも役立つ一冊です。
「BOOKデータベース」より