忠井俊明 著
いまここでの現実からさまざまな形で逃避する人たち。本書では、現実社会からの逃避、脱現実を現実世界と体験世界の文脈から捉え直し、その方向性を「仮想現実」と「現実への焦点化」という連続体で表現する。この"ほどよい現実"からの逸脱状況を縦糸に、そして、今、現代人の心の姿を紐解く鍵として注目されている自己愛を「自己愛不全」から「過剰な自己愛」までを彷徨う病理として横糸で結びながら、現代に巣食う脱現実という社会病理現象を気鋭の精神科医が紡いでいく。
「BOOKデータベース」より
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