長谷川櫂 著
春、葉を落としていた木々も緑をとり戻し、しだいにその色を濃く変えていく。そんな自然のうつろいが見せる一瞬の表情を、人は繰り返し一片のことばに託してきた。うつろいを捉えることばは、同時にうつろうことのない思いを秘め、ときに、いまは失われてしまった何かを差し出す。自然が詠まれているようでも人を映し出すのが千数百年来の流儀。俳句、短歌、ヨーロッパの詩など、季節の写真とともに出会うゆたかな世界。
「BOOKデータベース」より
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