『源氏物語』を<母と子>から読み解く

鈴木裕子 著

王権の物語として出発した『源氏物語』は、やがて「女の生きがたさ」を追究する物語へと発展していく。『源氏物語』の"母"の描かれ方は、物語の主題の転換に沿ってさまざまな様相を呈していく。母の姿は、王権を支え家の繁栄を第一とする母から、理想的な継母、娘の人生を「所有」し娘を追い詰める母へと、変化する。この物語に描かれた母の姿を通して、今日につながる母子関係の問題を考える機縁ともなる画期的論考。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 序章 "母"の物語の始発(光源氏の"母恋"="母"という幻
  • 藤壷の宮=すべての始まり)
  • 第1章 「家」の意志を体現する偉大なる"母"(桐壷の更衣の母=遺された言葉に縛られて
  • 明石の尼君=一族の"夢"を実現する方法)
  • 第2章 王権の物語の「裏側」へ-「家」を支える"母"たちの闇("幸ひ人"・大宮=うつくしむ"母"の親和力
  • 紫の上の"幸ひ"="幸ひ人"というアイロニー ほか)
  • 第3章 苦悩する"母"-娘の人生を「所有」する母(一条の御息所と落葉の宮=母と娘の蜜月が終わって
  • 玉鬘と大君=娘という母の分身)
  • 第4章 "母と娘"の物語-その崩壊と再生(中将の君と浮舟=縛る母・「反逆」する娘
  • 最後の浮舟=再生する"母"へのまなざし)

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 『源氏物語』を<母と子>から読み解く
著作者等 鈴木 裕子
書名ヨミ ゲンジ モノガタリ オ ハハ ト コ カラ ヨミトク
シリーズ名 源氏物語 30
角川叢書 30
出版元 角川書店
刊行年月 2005.1
ページ数 260p
大きさ 20cm
ISBN 404702130X
NCID BA70724202
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全国書誌番号
20750849
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言語 日本語
出版国 日本
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