ドイツは苦悩する

川口マーン惠美 著

ひところドイツは福祉大国ともてはやされ、われわれの模範とすべき国とされていた。著者もいうように、メガネも保険でタダでくれるほどだった。年金も失業保険もうらやむべきものだった。ところがである。これらのものがすべてマイナスに働き始めたのである。失業保険をあてに働かない若者を生み、会社負担の社会保険料の値上がりをきらって、企業は人員削減に励み、それが失業を増大させる。そして次にくるのは税の減収である。さらに追い打ちをかけるように決定打がやってくる。東西両ドイツの統一である。国民的昂揚は瞬く間に消え、西側から東側に莫大なお金が流れたが、旧東ドイツは一向に復興しない。堅実なドイツはどこへいったのか。著者はゆらぐドイツを描くことに見事に成功した。まれにみる現代ドイツ論が誕生した。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 序章 アデナウアーからシュレーダーまで
  • 第1章 黄金の福祉大国の終末-世紀の改革「アジェンダ2010」の行方
  • 第2章 ペットボトルの森の中で
  • 第3章 ヨーロッパ連合-理想の世界を目指して
  • 第4章 悩み多き教育問題
  • 第5章 「離婚」という新文化
  • 第6章 ドイツのイスラム教徒
  • 第7章 メディアという名のヒステリー
  • 第8章 東西ドイツ統一の大いなる誤算

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 ドイツは苦悩する
著作者等 Kawaguchi, Emi Mān
川口 マーン・惠美
川口マーン 恵美
書名ヨミ ドイツ ワ クノウスル : ニホン ト アマリニモ ニカヨッタ モンダイテン ニ ツイテ ノ コウサツ
書名別名 日本とあまりにも似通った問題点についての考察

Doitsu wa kunosuru
出版元 草思社
刊行年月 2004.12
ページ数 245p
大きさ 20cm
ISBN 4794213689
NCID BA69837132
※クリックでCiNii Booksを表示
全国書誌番号
20712581
※クリックで国立国会図書館サーチを表示
言語 日本語
出版国 日本
この本を: 
このエントリーをはてなブックマークに追加

このページを印刷

外部サイトで検索

この本と繋がる本を検索

ウィキペディアから連想