ニーチェと悪循環

ピエール・クロソウスキー 著 ; 兼子正勝 訳

妻の肉体を次々と客人に提供するという衝撃的な小説三部作『歓待の掟』(1953‐60年)で欲動の共同体を望見したクロソウスキーが、フランスにおける有力なニーチェの翻訳者・研究家の一人として68年5月直後のフランス思想界に投じた、驚嘆すべきニーチェ論。人格の同一性の下にざわめく言語以前の無数の欲動、すなわち強度の解放という本書の提示した光によって、ニーチェの悲劇的生と思想はまったくあらたな相貌を明らかにする。大小の断片を積み重ね、自在な引用をつむいでゆく、それ自体破天荒で啓示的な反‐論述は、21世紀の今も誇らしく異端的な地位を失っていない。優れた翻訳による、みずみずしく真に独創的なニーチェ論の蘇り。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 文化との闘い
  • 欲動の記号論の起源としての病的諸状態
  • 永劫回帰の体験
  • 頽廃、躍動、集団、個別的ケース-四つの基準の起源としての病的諸状態
  • 永劫回帰の科学的説明の試み
  • 選別の教説としての悪循環・永劫回帰の政治的ヴァージョン・悪循環の陰謀
  • 父の亡霊との対面
  • 病者によるもっとも美しき発明
  • トリノの陶酔
  • ニーチェの記号論に関する付記

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 ニーチェと悪循環
著作者等 Klossowski, Pierre
兼子 正勝
クロソウスキー ピエール
書名ヨミ ニーチェ ト アクジュンカン
書名別名 Nietzsche et le cercle vicieux
シリーズ名 ちくま学芸文庫
出版元 筑摩書房
刊行年月 2004.10
ページ数 537p
大きさ 15cm
ISBN 4480088792
NCID BA68955472
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全国書誌番号
20698342
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言語 日本語
原文言語 フランス語
出版国 日本
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