分散エネルギーシステムを実現すれば、再生可能な自然エネルギーを広く利用することが可能となり、需要に直結した生産によりエネルギーの総合的利用効率を大幅に高めることが出来る。分散型システムを構築するためには多くの技術開発課題がある。そのため、エネルギー・資源学会では、「分散エネルギーシステムに関する調査研究」研究プロジェクトを、平成12年4月から平成16年3月まで4年間にわたり実施した。大学・研究機関、電力会社、ガス会社、メーカー、ゼネコンなど25社が参加し、延べ31回にのぼる委員会(講演会、見学会を含む)を開催し、ヨーロッパ調査も実施した。本書はこれら4年間の研究成果をまとめたものである。
「BOOKデータベース」より