「患者中心の医療」を実践するにあたって、「患者満足度」を"医療の質"と"経営の質"の双方の媒介項となるアウトカム指標としてきわめて有用であることを具体的なデータをもとに整理した。患者満足度調査の調査手法や分析手法についても体系的に整理して、実施するさいの簡単な手引きとしてもらえるようなテクニカルな内容もカバーした。さらに、医師が自らの診療サービスを客観的なアウトカム指標で評価することによって、メディカル・プロフェッショナルとしての本来の「実力、腕」を明確にし、それをよりどころとして新しい医療の道を進むにはどうしたらいいかという点も考察した。
「BOOKデータベース」より