新編悪場所の発想

廣末保 著

江戸時代、定住的な生活空間の外に囲い込まれて形成された、遊郭と芝居町という「悪場所」。そこには、中世以前の遊行漂泊民の呪術的・宗教的精神が脈々と受け継がれていた。定住民に忌避されつつ同時に憧憬の対象でもあった、その独自の空間には、どのような想像力が満ちていたのか。漂泊と旅を日常とする精神を継承した芭蕉、土俗・伝承と近世的創造行為が繋がれた西鶴、「悪」と「美」を指向する近松、歌舞伎など多様な作品と空間を往還しつつ、伝承的想像力の論理を鮮やかに捉えた画期的論文集。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 道行の時空
  • 遊行的なるもの
  • 遍路拒斥すべし
  • 現代流民考
  • 遊行の時空-遊行民・連歌師・芭蕉
  • 伝承の創造的回復-西鶴諸国はなし・笛吹川・吹越の城
  • 負の呪縛から常陸坊海尊・かさぶた式部考
  • 痴の弁慶
  • 土俗・狂気・ユーモア
  • 悪場所論おぼえがき
  • 悪場所の秘儀 虚構の性
  • 女形、その虚構の性の美
  • なり瓢風に揺らるゝ
  • まがひもの 近松門左衛門
  • 幽霊の変貌 東海道四谷怪談の方法
  • 幕末転形期の芸術 絵金の芝居絵

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 新編悪場所の発想
著作者等 広末 保
書名ヨミ シンペン アクバショ ノ ハッソウ
シリーズ名 ちくま学芸文庫
出版元 筑摩書房
刊行年月 2002.12
ページ数 318p
大きさ 15cm
ISBN 4480087338
NCID BA60150956
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全国書誌番号
20406243
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言語 日本語
出版国 日本
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