春成秀爾 著
著者は、人骨そのものに明瞭な痕跡をとどめる抜歯習俗の分析を進めていくうちに、次第に、縄文・弥生時代の抜歯が奈良時代の戸籍にも匹敵する婚後の居住方式や出自規定を刻みこんだすばらしい資料であるとの確信をいだき、やがて装身具、墓地、集落等の資料も、分析次第では文献記録に代わって親族組織の推定に活用できるとの予想をもつに至った。著者の研究のうち、縄文時代に関する論考をまとめたものが本書である。
「BOOKデータベース」より
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