西川潤, 野田真里 編
タイの仏教が私たちに提起している最も重要な問題は、人々が貪欲に突き動かされているかぎり、人間社会の真の発展は実現しない、ということである。自らが変わらないかぎり世界は変わらない、これこそがアジアの風土に根ざした智慧ではないか。「開発」とは、我々の社会や個人が、その本来のあり方や生き方においてめざめ、自然および他の社会・個人との共生のために、智慧と慈悲をもって人間性を発現していく、物心両面における内発的な変革への実践である。
「BOOKデータベース」より
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