市村宗武, 坂田文彦, 松柳研一 著
本書は、原子核は有限個の陽子と中性子からなる量子多体系であるとの視点から、その多彩で特徴的な性質の理解をめざす。平均場描像、集団運動描像、カオス的描像など、一見相反する特徴が同一の系に実現しているユニークな系がどのような機構で発現するのかを概観し、相互関係を考察する。岩波講座としての第2次刊行にあたり補章を加え、重イオン反応によって生成される短寿命で不安定な原子核の構造について、最近の研究動向を紹介した。
「BOOKデータベース」より
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