初版から数えて13年。第5版では、全体的な流れとして、自己尊厳・潜在力・生活障害・環境をみる力がつくように配慮。また、アセスメントとケアおよびマネジメントに結びつく知識・技法も一体化させた。各論的には、老年者の主徴候に対する理解、身体的変化と生活リズムの回復、および自律生活拡大の内容を強化するとともに、寝たきりの老年者ケアにかえて、身体可動性の障害や失語・構音障害のある老年者の章を新しく作った。各機関・施設とこれを含む在宅ケアに関する政策動向、および看護婦の実践的なかかわりあいから獲得した知識とケアの方法論についても新しく増強。現段階で最小限必要な介護保険の知識も加えてある。
「BOOKデータベース」より