沼口勝 著
司馬睿氏の再興した東晋の王朝は勢いが衰え、反乱を平定した将軍劉裕は、朝廷の重臣たちを次々と陥れ弑逆していく。幕下にあった陶淵明は官途を離れ、田園に閑居して「飲酒」二十首などの詩歌を詠う。その詩文には実は当時の過酷な政争と劉裕が王位を簒奪するさまを幽憤する寓意があった。千数百年も読み解くことができなかった陶淵明の真意を著者はその謎を解く鍵を「易」のことばに見出して明らかにしていく。
「BOOKデータベース」より
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