小川和佑 著
「日本刀」という名称は近々約150年の歴史しか持たない。いわば、そこに至るまでの日本人を記紀神話、万葉集に見ながら、日本の刀剣の革新と完成を見た後鳥羽院を論じることで、刀剣に王朝文化、つまり、桜文化を具現する院の理想を解く。それから約600年。頼山陽の日本刀詩によって、再び武器となり、幕末から近代に至る思想の象徴となった刀剣の数奇な運命を紐解きながら、再び、最先端技術に輝く日本刀の現代までを考察し、美こそ武を征するという思想の内奥を検証する評論集である。
「BOOKデータベース」より
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