<隠れたる神>の痕跡 : ドイツ近代の成立とヘルダリン

仲正昌樹 著

ヘルダリンの詩的エクリチュールの「中心」(世界は根源なき深淵)を外れた軌跡は、絶対者(神)に対し距離を取りながら(また自我の専制と最終審級の留保の境位)、その「痕跡」をたどらざるをえなかった(テロスなき無限に生成するポエジーの翼を言語の限界から限界の言語へ脱中心的に拡散してゆく詩想的差延運動)"近代"という悲劇(暗黒の夜)の象徴である。

「BOOKデータベース」より

博士論文;博士論文

「国立国会図書館デジタルコレクション」より

[目次]

  • 序章 ポスト・モダンとヘルダリン
  • 1章 ヘルダリンの危機意識と近代合理主義
  • 2章 ドイツ観念論とヘルダリンの「根源」の思想
  • 3章 ヘルダリンの言語哲学
  • 4章 ハイデガーのヘルダリン解釈をめぐって
  • 5章 ヘルダリンのドイツ性と祖国的転回
  • 6章 へーゲルとヘルダリン
  • 終章 「近代」の限界とヘルダリン

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 目次
  • (本文) / p1
  • 序章 ポスト・モダンとヘルダリン / p1
  • I章 ヘルダリンの危機意識と近代合理主義 / p7
  • I節 乏しき時代の詩人 / p7
  • a.<詩人の使命>とは? / p7
  • b.<神々の夜>としての近代 / p11
  • II節 自我意識と自然 / p18
  • a.言語の反省的性格 / p18
  • b.自我意識発生の謎と《ライン》の流れ / p23
  • c.理想言語の探求-ルソーとヘルダリン / p32
  • II章 ドイツ観念論とヘルダリンの<根源>の思想 / p41
  • I節 自我中心主義哲学との対決 / p41
  • a.フィヒテの<絶対的自我> / p41
  • b.ヘルダリンのフィヒテ受容 / p45
  • c.フィヒテとの相違-<自我>の外部 / p53
  • II節 不在の存在と主体の死 / p59
  • a.<判断>と<存在> / p59
  • b.<合一>をめぐるパラドクスと美的直観 / p65
  • c.不在の<存在>の<描出>をめぐって / p72
  • d.美的反省における<自己>のオートポイエシス / p77
  • e.人間の使命としての<感受=基本的情緒性> / p80
  • III節 ヘルダリンと初期ロマン派 / p87
  • a.ノヴァーリスとシュレーゲルの<存在>論 / p87
  • b.初期ロマン派の<自我>とヘルダリンの<自我> / p95
  • c.オートポイエシスと<根源> / p100
  • d.近代の主体と詩的論理 / p105
  • III章 ヘルダリンの言語哲学 / p112
  • I節 言語の詩的本質 / p112
  • a.ヘルダーの言語起源論とヘルダリン / p112
  • b.詩的言語による<世界>再創造 / p117
  • c.詩的言語の文法 / p126
  • d.総合的判断形式の拡散 / p133
  • II節 詩的言語と<存在> / p139
  • a.<存在>と<生成> / p139
  • b.<ポエジー>の中での<生成> / p144
  • c.詩の中に<留まるもの> / p150
  • d.二重の時間と空間 / p157
  • IV章 ハイデガーのヘルダリン解釈をめぐって / p167
  • I節 表象空間の<超克> / p167
  • a.作品の時間と本来的な時間 / p167
  • b.西洋形而上学の限界とヘルダリン / p171
  • c.プラトン的形而上学の最終段階 / p176
  • d.心情空間の<内>と<外> / p181
  • e.非デカルト的な時空間の可能性 / p185
  • II節 詩的エクリチュールにおける言語の自律性 / p190
  • a.<言語>を通しての<向き変え> / p190
  • b.言語を通して語りかける<存在> / p194
  • III節 <存在の樹立>か<総合的判断への抵抗>か? / p201
  • a.<聖なるもの>を語る主体 / p201
  • b.<非同一的なもの>を示す<形式> / p207
  • c.自然の解放と主体性 / p216
  • V章 ヘルダリンのドイツ性と祖国的転回 / p222
  • I節 ヘルダリンと<祖国> / p222
  • a.ハイデガーのヘルダリン解釈とナショナリズム / p222
  • b.<固有なもの>と<異質なもの> / p228
  • c.<故郷>に帰らない精神 / p236
  • II節 <祖国的なもの>の自己解体 / p243
  • a.悲劇の本質と<祖国的転回> / p243
  • b.芸術作品の内での<祖国的なもの> / p251
  • VI章 ヘーゲルとヘルダリン / p260
  • I節 初期ヘーゲルの非体系的思考とヘルダリン / p260
  • a.ヘルダリンの<存在>論と初期ヘーゲルの愛の思想 / p260
  • b.ヘーゲルの宗教哲学 / p267
  • c.ヘルダリンの美的宗教と《ドイツ観念論最古の体系プログラム》 / p274
  • II節 不在の神と現前する神 / p279
  • a.反省哲学の自己矛盾と<無限なもの>の自己否定 / p279
  • b.合一の否定のと絶対精神の論理 / p285
  • c.絶対精神の一元的論理とヘルダリンの否定の美学 / p292
  • 終章 <近代>の限界とヘルダリン / p299
  • (注) / p1
  • 序章 / p1
  • I章 / p2
  • I節 / p2
  • II節 / p7
  • II章 / p13
  • I節 / p13
  • II節 / p23
  • III節 / p29
  • III章 / p37
  • I節 / p37
  • II節 / p45
  • IV章 / p54
  • I節 / p54
  • II節 / p65
  • III節 / p67
  • V章 / p73
  • I節 / p73
  • II節 / p80
  • VI章 / p85
  • I節 / p85
  • II節 / p93
  • (文献一覧) / p1

「国立国会図書館デジタルコレクション」より

この本の情報

書名 <隠れたる神>の痕跡 : ドイツ近代の成立とヘルダリン
著作者等 仲正 昌樹
書名ヨミ <カクレタル カミ> ノ コンセキ : ドイツ キンダイ ノ セイリツ ト ヘルダリン
出版元 世界書院
刊行年月 2000.12
ページ数 522p
大きさ 22cm
ISBN 4792721229
NCID BA49902195
※クリックでCiNii Booksを表示
全国書誌番号
20150968
※クリックで国立国会図書館サーチを表示
言語 日本語
出版国 日本
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