荒木昭太郎 著
文学の一ジャンル「エッセイ」は、モンテーニュが一五八〇年に著した『エセー』に始まる。三八歳で官を辞し、引きこもった自邸の読書室から生みだされたこの本は、十六世紀フランスの社会変動と戦乱を背景に、司法官、市長として直接得た体験と古今の書物の知識から織りあげられている。そこには人間の生きる意味についての模索、「エセー」が実践され、現代の問題群を前にする読者に新たな生きる糧を与えてくれる。
「BOOKデータベース」より
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