日本の「哲学」を読み解く : 「無」の時代を生きぬくために

田中久文 著

はたして、日本に独創的な哲学など存在したのであろうか。明治以降、西洋思想の輸入に明け暮れていた日本。しかし世界恐慌を機に、模範としていた西洋近代の諸理念が崩れていった一九三〇年代、日本でも初めて独自の哲学が生み出されていく。それは、いかなる形而上学原理をも前提としない「無」の哲学であった。そこには、すべての価値観が色あせた時代にあっても、なお「生きた力」となりうるものが潜んでいるのではなかろうか。西田幾多郎・和辻哲郎・九鬼周造・三木清ら、日本の哲学山脈を形づくった四人の思想をわかりやすく解説し、現代を生きぬく知恵を探る。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 第1章 西田幾多郎-「無」の哲学の創成(最も確実な知識を求めて
  • 創造的自己としての「自覚」
  • 意識の根底にある「無の場所」 ほか)
  • 第2章 和辻哲郎-「間柄」の底にある「空」の運動(美と倫理の間
  • 人間存在と「空」
  • 否定の運動 ほか)
  • 第3章 九鬼周造-「無」としての「偶然性」(出会いと別れ
  • 「いき」の倫理学
  • 「偶然性」への問い ほか)
  • 第4章 三木清-「虚無」からの形成(「中間者」としての人間
  • 「闇」としての「基礎経験」
  • 歴史を作りだすもの ほか)

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 日本の「哲学」を読み解く : 「無」の時代を生きぬくために
著作者等 田中 久文
書名ヨミ ニホン ノ テツガク オ ヨミトク : ム ノ ジダイ オ イキヌク タメニ
書名別名 Nihon no tetsugaku o yomitoku
シリーズ名 ちくま新書
出版元 筑摩書房
刊行年月 2000.11
ページ数 238p
大きさ 18cm
ISBN 4480058699
NCID BA49358942
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全国書誌番号
20141005
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言語 日本語
出版国 日本
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