21世紀は女性の時代-との声があります。女性のしなやかな発想がさまざまな難しさを突破する原動力として期待されるというのです。「女性が元気」と言われて久しく、その意識と行動は男性のそれをはるかに上回るスピードで"進化"しているのかもしれません。だれもが生き生きと人生を送れる社会の実現に、果たして女性のパワーは威力を発揮するでしょうか。読売新聞社と中央公論新社は1999年から、「読売・中公女性フォーラム21」を開催しています。女性にかかわる問題をさまざまな角度から取り上げて、現状の分析や打開の道を探るのが狙いです。本誌は、第1回、第3回「女性フォーラム」のほぼすべてと、2000年4月に開かれた第4回の一部をもとに、再構成して編集しています。日本だけでなく英国や韓国の状況も視野に入れ、最先端で活躍している8人の方々の多様な立場からの発言や提案が、自らの生き方を考える際の参考になるでしょう。
「BOOKデータベース」より