野内良三 著
現代レトリック論は人間の認識活動に注目する。桜見物を花見というシネクドキ、永田町で政界を表すメトニミー、時は金なりのメタファー。「時は金なり」は、時間が貴重なもので、計量可能なものだという新しい時間意識を生みだした。また、日本人は歴史を川の流れに喩え、西洋人はそれを構築物に喩える。レトリックの認識論的本質をまず捉え直し、時間・身体空間・詩・恋愛の世界や日本人独自の発想をメタファー等を通して見直す好著。
「BOOKデータベース」より
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