柏木隆雄 著
19世紀の大作家オノレ・ド・バルザックが、人間の生きとし生ける様すべてを活写することをもくろんだ小説の金字塔『人間喜劇』。人間のあくなき営みを情け容赦なく描くこの100余編の作品に隠された「謎」を周到なテクストの読みによって解き明かし、複雑きわまる物語の関連や構図をみごと浮き彫りにする。作品の随所にちりばめられた「黄金」という言葉、主人公の没落にともない色濃くなる水のイメージ…。バルザック没後150年の今、人生の辛辣にして奥深い真実に光が当たる。文庫書きおろし。
「BOOKデータベース」より
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