カルル・クラウスベルク 著 ; 加藤哲弘 訳
ウィーン国立図書館に所蔵されることから『ウィーン創世記』と呼ばれる、旧約聖書「創世記」を描いた写本は、紀元後6世紀ころに制作された、現存する数少ない挿絵冊子本の一つである。ここには、同じ一人の人物がなんどもくりかえし一つの場面のなかに登場するという奇妙な描き方が用いられている。この描写は、美術研究者たちを悩ませると同時に、発想の源にもなってきた。絵を見ることのプロである彼らは、この絵による物語の描写をいかに読み、位置づけてきたのか。そのながれをたどる。
「BOOKデータベース」より
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