著者らが本書を著した主たる目的は、HRMという広範な分野で定着した観のあるトピックスや決定的に重要な問題を読者諸氏に簡潔に紹介することにある。その意味で、本書は、学生やHRMの専門家、そして第一線のマネジャーなど、人間の問題に取り組んでいる人々に役立つものである。本書では、HRMという現在も発展している研究領域における実践面と理論面の問題を分析し、批判している。さらに、HRMに関連する一連の知識とその応用の理解度を高めるためにケース・スタディや図表類を多数利用している。現代の主要な議論のエッセンスを紹介することで、HRMという重要なテーマの現状と今後の展望をバランス良く評価している。
「BOOKデータベース」より